深川総合法律事務所

 2014年1月から現在に至るまで深川で仕事をしている弁護士のブログです。深川をはじめとして妹背牛,秩父別,雨竜,北竜、沼田,幌加内の方からご相談・ご依頼を受けることが多いですが,旭川・滝川・砂川・美唄・留萌など色々な地域のからの相談を受けています。相談が多い分野は相続,交通事故,高齢者に関する相談(成年後見等含む。)が多いですが,様々な相談を受けております。詳細はiタウンページや弁護士ドットコムの情報もご参照いただきますと幸いです。  

下記リンク先で当事務所について紹介をしていますので、当事務所について興味がある方はご参考までに。
iタウンページ 深川総合法律事務所
https://itp.ne.jp/info/011994421151371120/
弁護士ドットコム 深川総合法律事務所
https://www.bengo4.com/hokkaido/a_01228/l_202638/

 前回は借金問題に対する考え方をおおざっぱに説明しました。その最後の方で,法テラスについて触れましたので,その点について少し補足をしようと思います。
離婚・借金・相続など、さまざまなトラブルを抱えてしまっても, 手元にお金がなくて弁護士に相談する事ができない。そんな時にご紹介したいのが法テラスという国の機関です。
 平たく言えば,法テラスは無料で法律相談を受けさせてくれたり,弁護士費用の立替払いをしてくれるところです。
 但し,法テラスが設けられた理由はお金のない方々にも弁護士に相談したり,弁護士による事件対応が出来るようにするためですので,申込者の収入等が少なく,かつ,資産が少ない事が要件となっています。
 この法テラスを利用して事件を担当していましたが,個人の借金問題でご相談の多くの方は法テラス利用できると思います。また,離婚問題の場合で,それまでパートをしていた兼業主婦や専業主婦の方は一般的に所得が低い事が多く,こういった方も法テラスを利用できる事が多いです。その他の場合でも,利用できる場合は意外と多いですので,お金の余裕は無いけど,弁護士にアドバイスして欲しいという方は是非,法テラスのご利用をご検討下さい。
 なお,この法テラスの利用をご希望される方は深川市であれば法テラス旭川が窓口(050ー3383ー5566)となりますので,是非こちらにお電話下さい。また,当事務所(0164ー34-5961)でも手続きを代行しておりますので,お気軽にお電話ください。

(架空相談事例1)
 何枚かのクレジットカードを使用して物を購入し続けていました。すると,いつの間にか支払額が200万円を超える金額となり,私の収入では払えなくなりました。自分の収入を考えずにそれを越える買い物を続けた事は深く反省しています。ただ,私にも今後の生活がありますので,この借金についてどうすれば良いかを教えて下さい。
(回答)
 借金を返す方法としては,収入を増やすために転職するとか,仕事を増やすといった方法や家計支出を減らすという方法があり,まずはこのような方法で返済できないかというところを考えるべきでしょう。ただ,このような方法では対応できないケースも実際には多いところです。そういったケースでは債務整理を行います。債務整理の手法としては概ね二つの方向性があります。
 一つは借金をしている人に継続した収入があり,分割払いにしてもらうとか,支払時期を遅くしてもらうとか,利息部分だけ一部又は全部カットしてもらうなどの方法で対応できる場合です。お金を貸した人と話し合って,返済の方法を合意して,それに基づいて借金を返します。これは裁判所などの公的機関を利用せず,債権者と話し合って合意により債務整理をするもので,任意整理と呼ばれています。
 もう一つは,借金の利息にとどまらず,元本までを含めて,一部又は全部を免除してもらう手続きです。一部免除をしてもらう手続きとしては個人再生という手続きが存在します。また,全部(但し,税金など免除されないものもあります。)免除をしてもらう手続きとしてはいわゆる破産という方法があります。これらの手続きは裁判所の関与が必要となるため,任意整理に比べて手続きが厳格になります。
 前置きが長くなりましたが,今回のご相談者の場合には,返済方法を工夫するだけで何とかなるなら任意整理,債務の一部をカットしてもらえれば何とかなるなら個人再生,債務のほとんどの免除が必要なら破産という方法をそれぞれ検討する事になります。これらの手続きは本人で出来ないわけではありませんが,技術的な部分もありますので,もし借金問題でお悩みの方は弁護士への法律相談をお勧めします。
 また,一定の要件のもとで法律相談料が無料になったり,弁護士費用を立て替えてくれる法テラスもありますので,借金問題でお悩みの方はまずはお気軽にご相談下さい。

 債権回収のための手段としては不動産に抵当権を設定するとか,連帯保証人をつけてもらうなど法律的には色々方法があるかと思いますが,今日は支払督促という手段をご紹介させていただこうと思います。

 支払督促とは,お金の支払を求める場合に利用されるもので,訴訟に比べて簡単な手続で,判決と同一の効果を得られる手段です。
 この支払督促の利点は、訴訟に比べると手続きが簡単なため,弁護士などの専門家に頼まなくても出来るため、短期間で費用もあまりかからないという事です。また,裁判所からの命令であり、強制執行出来る効力が付与されるので、債務者に対してプレッシャーを与える事もでき,これが発せられるだけで任意に払ってくれる人もいます。さらに,時効を中断させる効力もあります。
 一方で,支払督促のデメリットは、相手方が簡単に異議を申し立てる事ができ、異議が申し立てられると通常の訴訟に移行します。この場合、基本的には相手方の住所地で訴訟をしなければならず,相手方が遠隔地に住んでいるようなケースでは交通費がかかったり,出廷のための時間が掛かったりします。
 こういったデメリットもあるため,支払督促は,請求の内容に間違いが無く,かつ,異議申立をされる可能性が少ない場合に適していると言われています。
 冒頭で支払督促が簡単な手続きで出来ると紹介しましたが,これは訴訟手続きに比べて簡単という意味です。実際に支払督促手続きをされた方の中には慣れない手続きのため,難しいと感じられる方も多いですので,ケースバイケースで弁護士などの法律専門家に任せられると良いかと思います。
 
 本日はこれくらいで。
 

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