こんにちは。
深川総合法律事務所です。
夏休みは、家族が集まりやすく、普段できない大切な話をする良いタイミングです。
今回は、将来トラブルにならないために「今のうちに家族で話しておきたい相続のこと」についてご紹介します。
夏休みに話しておきたい「相続」のこと
夏休みは家族が集まりやすい時期です。普段なかなか顔を合わせられない親や兄弟とゆっくり過ごすこのタイミングで、「相続」について話してみませんか?
なぜ夏休みが“相続の話”に向いているの?
相続の話は、誰にとってもデリケートなもの。ふだんの生活の中ではなかなか切り出しづらい話題ですが、家族がリラックスして集まる夏休みなら、少し踏み込んだ話も自然にできるかもしれません。
「自分がいなくなったとき、家族が困らないようにしておきたい」と考えている親世代も多くいます。この時期をきっかけに、将来に備える第一歩を踏み出すのも良いでしょう。
相続でもめる家族、もめない家族の違い
相続トラブルの多くは、「話し合い不足」や「準備不足」から生まれます。遺言書がなかったり、財産の全体像がわからなかったりすると、残された家族の間で誤解や不信感が生まれやすくなります。
逆に、家族であらかじめ話し合いができている場合は、相続手続きもスムーズに進み、気持ちの整理もしやすくなります。
夏の帰省で話しておきたい3つのポイント
では、具体的にどんな話をしておくと良いのでしょうか?ポイントは次の3つです。
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財産の全体像を共有する
不動産、預貯金、有価証券など、「何がどこにあるか」を家族に伝えておくと安心です。 -
遺言書があるかどうか
遺言書の有無と、その内容について話すことは、トラブル防止に大きく役立ちます。 -
本人の希望を聞く
「誰に何をどう渡したいか」「何を大切にしているか」など、本人の思いを共有することが何より大切です。
いきなり相続の話を切り出すのが不安なときは?
突然「相続の話をしよう」と言うと、重く感じられるかもしれません。そんなときは、「エンディングノートを見たんだけど、書いてる?」とか、「最近、相続のことがニュースで話題になってたよね」といった軽い話題から入るのがおすすめです。
無理に話をまとめようとせず、「少し話せたら十分」くらいの気持ちで臨みましょう。
専門家に相談することで家族の安心につながります
話し合いをしても「どう分ければいいかわからない」「不公平にならないか不安」という場合もあるでしょう。そんなときは、弁護士などの専門家に相談することで、第三者の立場から公平なアドバイスが受けられます。
「まだ早い」と思っている今だからこそ、落ち着いて準備ができます。ぜひ今年の夏は、大切な人と「相続」について話す時間をとってみてください。
相続の準備は、早めに動くことで家族全員の安心につながります。
「まだ早いかな」と感じる今だからこそ、落ち着いて話せることもあります。
もし相続について不安なことがあれば、お気軽に当事務所までご相談ください。
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